本記事では、未使用の切手や現行デザインの額面と異なる昔の切手の換金方法を紹介していきます。
普通切手や記念切手は日本郵便株式会社が発行して、日本全国の郵便局やコンビニ・文房具屋さんなどで購入できるので、古い切手や汚れてしまったけど未使用の切手は郵便局で換金できると思う人が多いです。
結論から言うと、新品未使用・未開封の切手でも郵便局で換金・現金化することはできません。その理由を本記事で確認していくと共に切手をもっとも高い状態で現金化・換金する方法を紹介していきます!
未使用の切手でも郵便局で払い戻し・換金不可
未使用の切手でも郵便局で換金することは不可能(現金での返金不可)です。特定の郵便局や政令指定都市にある本局に切手を持ち込んでも日本全国一律で決まっていることなので、換金不可能です。
ただし、切手に印字されている料額印面が判別不可能なほど汚れている・破けてしまっている場合を除いて、所定の手数料を支払えば額面(62円切手、84円切手など)での交換は可能です。
■郵便局で切手を交換する時の手数料
郵便切手・通常はがき | 1枚につき5円 |
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往復はがき・郵便書簡 | 1枚につき10円 |
特定封筒(レターパック) | 1枚につき42円 |
額面が10円以下の切手 | 合計額の半額 |
参照元:日本郵便株式会社の公式サイト
古い切手でも有効期限なしでいつでも使える
現行デザイン・現行額面で販売されている切手ではなく、消費増税前の額面の切手や昔の額面の切手に有効期限はありません。郵便局の消印が押されていない限り、郵便切手として記載されている額面の価値を持ちます。そのため、古い切手でも郵便切手として使う目的があるなら郵便局で不足している金額の切手を購入して郵送してしまいましょう。ただし、明らかに切手ブックに入って大事にコレクションされている切手だったら、額面以上の価値がつく可能性があるので切手買取業者に査定してもらうのがおすすめです。
書き損じたはがきも交換可能
書き損じたはがきも所定の手数料を支払えば、通常切手や特殊切手に交換可能です。ただし、通常切手から特殊切手への交換不可、特殊切手から特殊切手への交換不可などいくつかの制限があります。
既に切手を貼ってしまっているはがきだったら、手数料が2倍かかりますが、新しい切手とはがきに交換してもらうことができます。
年賀はがきは無料交換可能
色々な理由で使用不可能になってしまったお年玉付き年賀はがきや年賀郵便切手は、郵便局で通常切手と無料交換することが可能です。
四面連刷、インクジェット紙、くぼみ入り、寄附金付きの年賀はがきとお年玉付き郵便切手が対象となっており、弔事用切手を含む通常切手、通常はがき・往復はがき・郵便書簡・特定封筒などに交換可能です。
ただし、未使用の年賀はがき・年賀切手に限定されている上にその年のお年玉付き郵便はがき等の販売期間終了日までが無料交換期限となるので注意してください。
また、交換する額面以上の通常切手やはがきと交換を希望する場合、不足金額を追加で支払う必要があります。
上記の通り、年賀はがきに関しては手数料無料で交換できるメリットがあります。
未使用の切手を現金化・換金する方法
続いて、未使用の切手を現金化・換金する方法を紹介していきます。不要になった切手やはがきが大量に見つかった……切手ブックに入った切手コレクションを祖父母から譲り受けていたのを思い出した……
そのようなときは賢く切手を現金化するのがおすすめです。手間なく高価買取できる方法を順に確認していきましょう。
切手買取業者で現金化する
切手買取業者で現金化するのがもっともおすすめです。なぜなら、古い切手やプレミア切手、価値がある記念切手の鑑定に精通している上に日本全国・海外に豊富な販路を持つため大量の切手でも高価買取が期待できるからです。
年々減少傾向にありますが、世界中に日本の切手を集めているコレクターはいます。その人達に再販売することができる販路を持っているため、切手買取業者がおすすめです。
日本全国に出張買取を行っており、テレビCMも放映している大手上場企業として信用性が高く社会的責任も果たしているバイセルがイチオシです。
出張料・査定料・買取手数料は完全無料な上に玄関先に訪問して、目の前で査定員が切手を1枚1枚鑑定してくれます。買取価格に納得感を感じやすい点が大きな魅力です。
下記、バイセルの企業情報です。土日祝も24時間、携帯・スマホから通話料無料で相談可能です。まずは電話番号をタップして電話してください。
サービス名 | バイセル |
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買取予約 | https://speed-kaitori.jp |
本社 | 東京都新宿区四谷4丁目28−8 PALTビル8F |
電話番号 | 0120-734-657 |
定休日 | 年中無休(災害時を除く) |
営業時間 | 24時間営業 |
備考 | 季節事情など一部地域で出張買取が難しい場合があります。 コールセンターに相談してください。 |
金券ショップで換金・現金化する
金券ショップも普通切手・記念切手・通常はがきの換金・現金化に対応しています。ただし、注意点があります。金券ショップは販路が豊富にある現行デザインの切手・はがきの買取を行っています。
そのため、古い切手や昔のはがきは買取価格が低くなる可能性が高いです。店舗によっては郵便局で購入できる現行デザインの切手のみ換金対応しているケースもあります。そのため、新しい切手が大量に余っている場合のみおすすめできる換金方法です。
昔の切手やプレミア切手の買取には非常に不向きな方法です。
オークション・フリマアプリで現金化する
オークション・フリマアプリに出品して現金化する方法もできます。ただし、オークションやアプリで売れる切手は、額面以上の価値が元々ついているプレミア切手が大半です。昔のデザインの切手や古いはがきが大量にあっても買い手がつかないケースが多いです。
出品する手間だけかかって売れないリスクもあります。また、売買が成立しても購入者とのやり取り・商品の発送作業が発生する上に最終的にオークションプラットフォームに8.8%〜10%の手数料を請求されます。ここまで手間をかけて売れないリスクがあるなら、切手買取業者に引き取ってもらったほうが賢い選択となります。
下記記事でおすすめ買取業者を一覧で紹介しています。複数の買取業者の特徴を比較して相見積もりなどを検討しましょう。
使用済み切手の買取はできるの?
郵便局の消印が押された使用済み切手の買取は切手の種類や消印の種類によって価値が大きく異なります。そのため、使用済み切手の買取ができる業者とできない業者に分かれます。
下記記事で使用済み切手でも価値がある切手の種類や使用済み切手の買取に強みを持つ買取業者を紹介しています。あわせて確認してください。
まとめ
いかがだったでしょうか。未使用の切手は郵便局で買取・払い戻し・換金してもらうことはできません。ただし、手数料はかかりますが、交換してもらうことは可能です。
価値がある記念切手や古い額面で価値が分からない記念切手が切手ブックに混ざっている場合、郵便局での交換はおすすめしません。切手買取業者に依頼して査定してもらいましょう。高価買取が期待できる切手が混ざっている可能性もゼロではありませんよ!